令和元年、春カヌーにとても感動したので10年に1度の秋カヌーも実施されるというのを聞いていてもたってもおられず。ここ数年、毎年秋に友人と東北を旅しているので今回は旅の最後に西和賀へ立ち寄ることにしました。
西和賀に入った日に錦秋湖の側の道を通って行ったのですがさすが錦秋湖という名のとおり紅葉がとてもきれいで、「これは明日のカヌーも期待できるぞ」と浮足立っていたのですが夜はすっかり雨…明日の朝は晴れるはず!と念じて、結果、天候に恵まれた今年2回目の錦秋湖カヌーとなりました。
紅葉に彩られた静かな湖は、奥に進むにつれ透明感を増し、透き通った水の向こう側にきれいに紅葉した葉っぱが沈んでいるのが見える。目には見えているのに現実のような現実でないような、私にはとても不思議な景色に見えました。春以上にわび・さびの世界。水没林も春とはまた違った景色です。春はこれからどんどん生命が芽吹く準備、秋はこれから長い冬に向かってお休みに入る前…景色と空気感からそんなことが感じられます。特に何かすごい景色があるわけでないけど、カヌーが進む水の音や風で木が揺れる音だけの静かな空間でしみじみと心にしみる目の前の光景を見ているととても心が穏やかになります。
日常から切り離された体験でとても癒されました。秋の水位上昇は10年に1回なんて本当にもったいないです。毎年ダムの水をためて点検してほしいですね!
神戸市 K.T 女性
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